あんどう接骨院には多くの日進市の学生が来院されます。親御さんと一緒に来院されるケースがほとんどです。
親御さんの話を伺っていると「子供にプロテインを飲ませようかと考えている」とおっしゃる方が多くおられます。子供がスポーツを頑張っているから少しでもサポートしたいと思われるとのことです。
そこで今回の記事では「プロテインが子供に与える影響」について解説していきます。
「うちの子、なかなかご飯を食べてくれなくて…」「習い事のスポーツで、もっと力をつけてほしいんだけど…」。
子育て中の親御さんなら、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。そして、そんな時、ふと頭をよぎるのが「プロテイン」の存在です。
アスリートやボディビルダーが飲むもの、というイメージが強いプロテインですが、最近では子供向けの製品も増え、より身近な存在になりつつあります。しかし、安易に与えて本当に大丈夫なのでしょうか?成長期の子供の体に、どのような影響があるのでしょうか?
この記事では、「子供にプロテインを与えることの是非」について、接骨院の視点から、メリットとリスクを徹底的に解説します。単なるサプリメントとしてではなく、子供の成長と栄養を根本から見つめ直し、後悔しない選択をするためのヒントをお届けします。

そもそもプロテインってなんだろう?
筋肉がモリモリになる?
大人が飲むものじゃないの?



プロテインとは何なのか。体にとってどのような影響があるのか。
これから詳しく解説をしていきますね!


1. なぜ、子供にタンパク質が必要なの?接骨院の視点から
私たち接骨院は、日々、運動によるケガや体の不調を抱えた子供たちと向き合っています。その中で強く感じるのは、「体の土台づくり」の重要性です。
プロテイン(protein)とは、日本語で「タンパク質」のこと。私たちの体を作る上で、最も重要な栄養素の一つです。特に、成長期にある子供の体は、絶え間なく新しい細胞を作り続けています。
- 骨や筋肉、靭帯の形成: 私たち接骨院が扱う、骨折や捻挫、肉離れといったケガは、骨や筋肉、靭帯の損傷です。これらの組織を強くし、修復するために、タンパク質は欠かせません。
- 免疫機能の維持: 体の抵抗力を高め、病気に負けない体づくりにもタンパク質が必要です。
- ケガからの回復促進: ケガをした部位の組織を修復するためには、多くのタンパク質が必要です。十分なタンパク質を摂取できていれば、回復も早まる傾向にあります。
日本の厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」では、年齢に応じたタンパク質の推奨量が設定されています。これは、成長と健康維持に非常に重要な栄養素であることを示しています。



タンパク質は体にとって必要不可欠ですが、「日本人の食事摂取基準」を守ることが大切です。
厚生労働省-食事摂取基準-より引用
2. プロテイン(サプリメント)とは?
私たちが「プロテイン」と聞いて思い浮かべるのは、たいてい粉末状のサプリメント、プロテインパウダーのことでしょう。これは、牛乳や大豆などからタンパク質を抽出し、飲みやすく加工したものです。
主な種類は以下の通りです。
- ホエイプロテイン: 牛乳由来。吸収が速く、運動後すぐにタンパク質を補給したい場合に適しています。
- カゼインプロテイン: 牛乳由来。吸収が遅く、長時間にわたってタンパク質を供給したい場合に適しています。
- ソイプロテイン: 大豆由来。植物性で、牛乳アレルギーの子供でも安心して摂れる場合があります。
これらのプロテインは、あくまで「タンパク質を効率よく摂取するための補助食品」であり、食事の代わりになるものではありません。


3. 接骨院が考える、子供にプロテインを与えることのメリット
では、具体的にどのような場合にプロテインは有効なのでしょうか。
- メリット①:スポーツをする子供の栄養補給 特にサッカーやバスケットボール、水泳など、運動量の多いスポーツに励む子供は、体を動かすために多くのエネルギーと、傷ついた筋肉を修復するためのタンパク質を必要とします。通常の食事だけでは必要な量を賄いきれない場合に、プロテインは手軽な栄養補給手段となります。特に、成長期に急激に運動量が増えた場合、ケガを予防するためにも適切な栄養補給が不可欠です。
- メリット②:偏食や食が細い子供の栄養補助 「お肉やお魚をあまり食べてくれない」「少食で、十分な量が摂れているか心配」。そんな時、プロテインは栄養補助として役立つことがあります。ただし、あくまで「補助」であり、食事の改善が最も重要であることは忘れてはなりません。
- メリット③:ケガからの早期回復 捻挫や肉離れなどで接骨院に通う子供の場合、患部の組織修復を早めるために、一時的にタンパク質を多めに摂取することが有効な場合があります。食事だけでは難しい場合、専門家の指導のもとでプロテインを活用することが考えられます。



特に激しいスポーツをする子には有効な手段になりますね。
しかしプロテインはあくまで「栄養補助」です。食事でタンパク質を補給するのが望ましいですね。


4. 接骨院が懸念する、子供にプロテインを与えることのリスクと注意点
メリットがある一方で、安易なプロテインの摂取は、子供の体に思わぬリスクをもたらす可能性があります。私たち接骨院も、過剰な栄養摂取による体の不調を目の当たりにすることがあります。
- リスク①:過剰摂取による腎臓や肝臓への負担 体内で分解しきれなかった余分なタンパク質は、腎臓や肝臓に負担をかける可能性があります。特に、まだ機能が未熟な子供の臓器にとって、過剰なタンパク質摂取は大きなストレスになりかねません。
- リスク②:栄養バランスの偏り プロテインばかりに頼ってしまうと、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルといった、他の重要な栄養素がおろそかになる可能性があります。これは、骨や筋肉の成長だけでなく、全身の健康に不可欠な栄養素の欠乏につながります。
- リスク③:アレルギー反応の可能性 プロテインの原料となる牛乳や大豆に対し、アレルギーを持つ子供は、重篤なアレルギー反応を起こす可能性があります。摂取前に必ず原材料を確認し、アレルギーがないか確認することが不可欠です。
- リスク④:サプリメント依存症の懸念 「これを飲めば強くなれる」という意識が強くなりすぎると、プロテインが「魔法の薬」のように感じられ、通常の食事を軽視するようになるリスクがあります。これは、健全な食習慣の形成を妨げます。





プロテインは体を強くする「魔法の薬」ではありません。
上記のようなリスクを理解し、依存することのないように気を付けなくてはなりません。
次からは食事の重要性について解説していきます。


5. プロテインは本当に必要?まず考えるべきは「食事」


ここまでプロテインのメリットとリスクを見てきましたが、最も大切なことは、プロテインはあくまで補助食品であるということです。
子供の成長に必要なタンパク質のほとんどは、日々の食事から十分に摂取することが可能です。
【食事からタンパク質を摂る方法】
- 肉、魚、卵、乳製品: これらは「動物性タンパク質」と呼ばれ、バランスの取れたアミノ酸を含みます。鶏むね肉、ささみ、青魚、卵、牛乳、ヨーグルトなどが良い例です。
- 大豆、豆腐、納豆: 「植物性タンパク質」の代表格。低脂質でヘルシーです。
- ご飯やパン: 実は、ご飯やパンにも少量のタンパク質が含まれています。
例えば、朝ごはんに「ご飯、味噌汁、納豆、卵焼き」を、お昼に「おにぎり、鶏肉の唐揚げ」、夜に「魚の煮付け」といったように、毎日の食卓にこれらの食材を意識的に取り入れるだけで、多くの子供は十分なタンパク質を摂取できます。
まずは食事内容を見直すこと。それが、プロテインを検討する前にまず行うべきことです。



普段の食生活を見直すことも必要ですね!



プロテインを与えるかどうかは、どう判断したらいいのかな?
6. プロテインを与えるかの判断基準と正しい選び方
それでも、プロテインの力を借りたいと考えるなら、以下の点を基準に慎重に判断しましょう。
- 【小児科医や管理栄養士、そして接骨院に相談する】 プロテインを始める前に、まずかかりつけの小児科医や管理栄養士に相談しましょう。運動量が多い子供であれば、接骨院の先生に相談してみるのも良いでしょう。体のプロとして、現在の体の状態から適切な栄養アドバイスをもらえる場合があります。
- 【「食品」として考える】 プロテインは「魔法の薬」ではなく、「タンパク質を多く含む食品」です。他の食品と同じように、過剰摂取は体に負担をかけます。パッケージに記載された推奨量を守り、決して飲みすぎないようにしましょう。
- 【成分と製造元を確認する】 アレルギーの原因となる成分(乳、大豆など)が入っていないか、必ず確認しましょう。また、国内で信頼のおけるメーカーの製品を選ぶことも重要です。
7. まとめ:プロテインは「最後の手段」、まずは「食事」から
結論として、「子供にプロテインを与えること」は、一概に「良い」とも「悪い」とも言えません。
- 食事から十分なタンパク質を摂取できていない、特定の状況にある子供にとって、プロテインは有効な栄養補助となり得ます。
- 一方で、安易なプロテイン摂取は、過剰摂取や栄養の偏りといったリスクをもたらします。
お子さんのケガや不調で接骨院を訪れた際、栄養や食生活についてお気軽にご相談ください。体のプロフェッショナルとして、適切なアドバイスをさせていただきます。
子供の健康な成長を支えるのは、特別なサプリメントではなく、毎日の食卓から生まれる温かい食事であることを忘れないでください。
【プロテインの効果、ちゃんと出ていますか?】
栄養摂取は大切ですが、それを筋肉に変える「正しいトレーニング」ができていない子がとても多いです。 バスケットボール部のトレーナーも務める院長が、お子様の「筋力バランス」をチェックし、プロテインを無駄にしないための運動アドバイスを行います。
Access
当院へのアクセス
| 住所 | 〒470-0122 愛知県日進市蟹甲町中島283-6 |
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| 駐車場 | 敷地内に4台 東側の第2駐車場に7台 完備 |
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| アクセス | 日進市役所より徒歩2分 | ||||
| 営業時間 |
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あんどう接骨院
院長 安藤雅紀(あんどう まさのり)
- 愛知県名古屋市出身(S63年4月21日生まれ)
- 米田柔整専門学校卒業
- 天白区の接骨院にて11年間修業
- 名東区のリハビリデイサービスにて2年間機能訓練指導員として従事
現在”愛知県立日進中学校 男子バスケットボール部外部コーチ”を務める
日進市内ミニバスケットボールチームにトレーナー・コーチとして関わる












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