【日進 骨盤矯正】「なぜ1回では治らないの?」骨盤矯正の通院頻度と回数の真実

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「骨盤矯正って、1回行けばシャキッと治るんじゃないの?」 「何回も通うように言われるのは、正直、営業なんじゃないか…」

接骨院や整骨院を初めて訪れる患者様から、このような本音を耳にすることがよくあります。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。忙しい毎日の中で時間を作り、決してお安くはない治療費を払うのですから、できるだけ早く、できれば1回で完治させたいと願うのは当然のことです。

しかし、国家資格を持つ柔道整復師として、人体の構造と運動学のプロとして、あえて正直にお伝えしなければならない「不都合な真実」があります。

それは、「長年かけて歪んだ骨盤は、1回では絶対に定着しない」ということです。

この記事では、なぜ骨盤矯正には「回数」と「期間」が必要なのか、人体のメカニズム(ホメオスタシス)に基づき、包み隠さず解説します。これを読めば、あなたの体が今どのような状態で、本当の意味で改善するには何が必要なのかが明確になるはずです。

今回の記事は日進市岩崎町の方からのご相談を受けて記事にすることといたしました。
「初回の骨盤矯正で効果が出たけど、まだ通院は必要ですか?」とのご質問でした。そこで今回の記事の内容をご説明し、最後まで施術を行ないました。
皆様の中にも同じような疑問をお持ちの方がおられるのではないでしょうか?この記事をお読みいただき少しでも疑問の解消につながれば幸いです。

あんどう接骨院

愛知県日進市の「あんどう接骨院」です。
今回の記事は「なぜ1回の骨盤矯正で治らないのか」というテーマで解説していきます。
何度も足を運んでいただくのは、確かに大変かもしれません。
しかし、骨盤矯正の「通院頻度」と「施術回数」には確かな理由があります。
その理由をこれから解説していきます。

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目次

第1章:なぜ体は「歪んだ状態」に戻ろうとするのか?

施術を受けた直後は「体が軽い!」「姿勢が良くなった!」と感動しても、2〜3日経つと「あれ? また肩が重い…」「腰が痛くなってきた」と感じた経験はありませんか?

これは施術の効果がなかったわけではありません。あなたの脳と筋肉が引き起こす「恒常性(ホメオスタシス)」という機能が働いているからです。

1. 脳の「勘違い」機能

私たちの脳は、今の体の状態を「普通(ノーマル)」だと記憶しています。 例えば、あなたがデスクワークで5年間、猫背で骨盤が後傾した状態で過ごしていたとします。脳にとってはその「歪んだ姿勢」こそが「いつもの私(正常)」であり、安心できる状態としてインプットされています。

そこであんどう接骨院が施術を行い、骨盤を正しい位置に戻します。するとどうなるでしょうか? 体にとっては「良い姿勢」なのですが、脳にとっては「異常事態」なのです。「おい、いつもの位置と違うぞ! 元に戻せ!」と筋肉に指令を出してしまいます。これを「形状記憶」のようなものだとイメージしてください。

2. 筋肉は「ゴムバンド」

骨盤は、骨だけで勝手に動くわけではありません。骨盤周りには、お尻の筋肉、太ももの筋肉、腰の筋肉など、無数の筋肉が付着しています。 長年の歪みによって、ある筋肉は縮こまり、ある筋肉は伸びきったゴムのように固まっています。

施術で骨を一瞬正しい位置に戻しても、周りの筋肉が固いままでは、強力なゴムバンドに引っ張られるようにして、骨はまた元の歪んだ位置へと引き戻されてしまいます。

つまり、「1回で治らない」のではなく、「1回では脳と筋肉の記憶を書き換えられない」というのが医学的な真実なのです。

骨盤矯正とオメオスタシス(恒常性)を解説したイラスト
あんどう接骨院

骨盤のゆがみだけでなく腰痛や肩こりでもオメオスタシス(恒常性)は働きます。一度の施術ですべての症状が改善されるようなことはありません。

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第2章:理想的な「通院頻度」と「期間」の目安

では、具体的にどれくらいの頻度で、どのくらいの期間通えばいいのでしょうか? これは患者様の年齢、筋力、生活習慣、歪みの強さによって異なりますが、接骨院業界で一般的とされる「ゴールデンスタンダード(標準的な治療計画)」があります。

治療は大きく分けて3つのフェーズ(段階)で進んでいきます。

フェーズ1:【矯正・リセット期】(最初の1ヶ月)

  • 頻度:週に1〜2回
  • 目的:悪い癖を断ち切り、脳に「正しい位置」を教え込む

最初の1ヶ月が最も重要です。この時期は「治療」と「戻り」の戦いです。施術をして良くなっても、数日で体が元の悪い状態に戻ろうとします。完全に元の悪い状態に戻りきる前に、次の施術を重ねる必要があります。「間隔を空けすぎない」ことが成功の鍵です。

フェーズ2:【定着・トレーニング期】(2〜3ヶ月目)

  • 頻度:10日〜2週間に1回
  • 目的:正しい位置を維持できる筋力をつける

骨盤が正しい位置にある時間が長くなってくると、脳が「あ、こっちが正しい姿勢なんだ」と認識を改め始めます。 この時期からは、整えた骨盤を支えるための「インナーマッスル」の強化を意識します。接骨院での施術に加え、自宅でできる簡単なストレッチやエクササイズを指導させていただき、二人三脚で体を作っていきます。


【医学的根拠の補強】 腰痛や骨盤の不安定性に対する研究では、一時的な疼痛緩和だけでなく、再発を防ぐためには、腹部や骨盤周囲の深層筋(インナーマッスル)を強化する「運動療法」が極めて重要であることが示されています¹。この筋力トレーニングが必要な期間こそが、まさにこの「定着・トレーニング期」なのです。


フェーズ3:【メンテナンス期】(4ヶ月目以降)

  • 頻度:3週間〜1ヶ月に1回
  • 目的:再発予防と健康増進

ここまで来れば、多少無理をしても一晩寝れば回復する体になっています。美容室に行くような感覚で、月に1回程度、体のメンテナンスにお越しください。痛みが出てから来るのではなく、「痛まない体をキープする」ための通院です。

根本改善への3ステップ(ゴールデンスタンダード)を解説したイラスト
あんどう接骨院

特に最初の1か月が重要です。
身体が正常に変わろうとする大切な期間ですので、スケジュールの管理を徹底しましょう。


第3章:人間の体が変わる「3ヶ月の法則」

なぜ多くの接骨院が「まずは3ヶ月」と提案するのでしょうか? これには生物学的な根拠があります。

人間の体は約60兆個の細胞でできていますが、これらの細胞は日々入れ替わっています。

  • 皮膚の細胞:約28日周期
  • 筋肉や肝臓の細胞:約60日周期
  • 骨の細胞:約90日〜周期

血液や筋肉の質が入れ替わり、体質レベルで変化を実感できるようになるまでには、最低でも3ヶ月(約90日)かかると言われています。 ダイエットや筋力トレーニングと同じです。今日腹筋をして、明日シックスパックにならないのと同じように、骨盤矯正も体の構造を作り変えるプロジェクトなのです。


第4章:途中でやめるとどうなる?「リバウンド」のリスク

非常に残念なケースがあります。それは、数回の通院で痛みが消えたからといって、自己判断で治療を中断してしまうことです。

「痛みが取れた」ことと「治った(歪みが整った)」ことはイコールではありません。 痛みは体からのSOSサインです。初期の治療でこのサイレン(痛み)は止まりますが、火事の原因(骨盤の歪みや筋力不足)が消えたわけではありません。

この段階で治療をやめてしまうと、日常生活の負担に耐え切れず、数ヶ月後にさらに強い痛みとなって再発するリスクが高まります。これを当院では「症状のリバウンド」と呼んでいます。

せっかくかけた時間とお金を無駄にしないためにも、担当の先生から「卒業です」と言われるまでは、計画的に通院することをお勧めします。

骨盤矯正を自己判断で中断するのは危険:リバウンドのリスクを解説したイラスト

第5章:接骨院の骨盤矯正は何が違うのか?

「マッサージ屋さんの骨盤矯正や、整体院とは何が違うの?」という疑問もお持ちかもしれません。 接骨院の最大の特徴は、「国家資格者(柔道整復師)」が施術を行うという点です。

1. 解剖学に基づいた根拠のある施術

私は3年間、専門学校や大学で解剖学、生理学、運動学を徹底的に学び、厳しい国家試験をパスしています。「なんとなく歪んでいる気がする」という感覚ではなく、筋肉の付着部や骨格の構造を熟知した上でアプローチします。
また10年以上の修行で数多くの「骨盤矯正」を実践しておりますので、ご安心ください。

2. 「対症療法」ではなく「根本治療」

単に気持ちいいだけのマッサージは行いません。痛みの原因が「骨盤」にあるのか、「股関節」にあるのか、あるいは「足首」のバランスにあるのかを見極めます。 時には厳しいこともお伝えするかもしれません。「足を組む癖をやめてください」「この筋トレをしてください」といった指導も含めて、あなたの体を根本から変えるパートナーとなります。

3. EMSや物理療法の活用

あんどう接骨院では、手技だけでなく、深層筋肉(インナーマッスル)を鍛えるためのEMS(電気刺激療法)や、痛みを緩和する特殊な医療機器を導入しています。手技と最新機器を組み合わせることで、より効率的に期間を短縮することが可能です。

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第6章:産後骨盤矯正の場合の特例

特に「産後の骨盤矯正」を検討されているママさんへ。 産後の骨盤は、通常の歪みとはメカニズムが異なります。「リラキシン」というホルモンの影響で、骨盤をつなぐ靭帯が緩み、グラグラの状態になっています。

  • 開始時期: 産後1ヶ月(1ヶ月検診後)〜6ヶ月以内が黄金期です。
  • メリット: この時期は靭帯が柔らかいため、「通常の矯正よりも効果が出やすい(骨盤を締めやすい)」という最大のチャンスタイムでもあります。

産後こそ、回数と期間をしっかり決めて集中的に通うことで、妊娠前よりも美しいスタイルを手に入れることが可能です。逆にこの時期を逃すと、開いた状態で骨盤が固まってしまい、体型戻しが難しくなります。「いつか行こう」ではなく、今がその時です。


第7章:あなたに最適なプランを見つけるために

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 「回数や期間が必要な理由はわかった。でも、やっぱり費用も時間も心配…」 そう思われるのは当然です。

だからこそ、あんどう接骨院では「問診(カウンセリング)」と「検査」に最も力を入れています。

いきなりベッドに寝かせて施術を始めることはありません。

  • あなたの歪みタイプはどれか?
  • どの筋肉が原因で戻りやすいのか?
  • 生活スタイルの中で通院可能な時間はいつか?
  • ご予算はどれくらいか?

これらをすべて伺った上で、あなただけの「オーダーメイドの治療計画書」を作成します。 「とりあえず来てください」ではなく、「あなたの場合は、〇ヶ月で、全〇回。費用は総額でこれくらいです」と、ゴールを明確に提示します。

あんどう接骨院からのご提案

もしあなたが、

  • 長年の腰痛や肩こりと決別したい
  • 猫背を治して若々しく見られたい
  • 産後の体型崩れを本気で戻したい

そう願うのであれば、まずは一度、当院のカウンセリングを受けてみませんか?

骨盤矯正は、あなたの未来の健康への投資です。 10年後、20年後も自分の足で元気に歩き、痛みのない生活を送るために。 その「第一歩」を、私たちが全力でサポートさせていただきます。


参考文献

  1. Hides JA, Jull GA, Richardson CA. Long-term effects of specific stabilizing exercises on the recurrence of low back pain. Spine (Phila Pa 1976). 2001;26(11):E243-8.
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プロフィール

はじめまして。あんどう接骨院 院長の安藤雅紀です。

今でこそ地域の皆様の健康をサポートしていますが、かつての私は、どこに行っても治らない痛みに苦しむ一人の学生でした。

私はバスケットボールに情熱を注いでいましたが、学生時代に激しい腰痛を経験しました。どれだけ湿布を貼っても痛みが引かず、最も夢中になりたかった時期に、「思い切りバスケットボールをできない」という、人生で一番大きな挫折を味わいました。

「このまま大好きなバスケを諦めるしかないのか」と、心身ともにどん底に陥りました。

そんな私を救ってくれたのが、当時通っていた接骨院の先生でした。

その先生の的確な治療と温かい励ましのおかげで、私は再びコートに戻り、最後まで競技を継続することができました。この経験が、私の人生を大きく変えたターニングポイントです。

私は、「痛みに苦しむ人を救う仕事」の尊さを知り、先生が持っていた「柔道整復師」という資格に強い憧れを抱きました。私もこの手で人の身体に携わり、諦めかけている人の希望になりたい!この時、プロの治療家として生きることを固く決意しました。

柔道整復師養成校へ入学すると同時に、恩師であるその先生のもとに弟子入りを志願。私はそこで、10年間にわたり技術と知識、そして「人」としての心構えを徹底的に修行しました。

修行時代は、座学だけでは学べない生きた知識と、患者様の痛みに真摯に向き合う姿勢を叩き込まれた、濃密な時間でした。この積み重ねがあったからこそ、今、自信を持って皆様の身体を診ることができます。

そして、2021年。10年間の修行を経て、あんどう接骨院を開業するに至りました。

現在、あんどう接骨院では、かつての私のように「諦めかけている痛み」に真摯に向き合い、根本から改善を目指す施術を提供しています。

また、地域の子どもたちの未来をサポートするため、日進中学校男子バスケットボール部の外部コーチ、そして近隣のミニバスチームのトレーナー兼コーチも務めています。未来あるアスリートを育成することも、私の大きな使命です。

このブログ「お役立ち記事」は、「患者様の疑問や不安を解消したい」という想いから始めました。

私が修行で培った知識と、現場で得た最新の情報を惜しみなく、そして分かりやすくお届けしていきます。

あなたの「なるほど!」という驚きと感動、そして笑顔あふれる健康的な生活を全力でサポートすることをお約束します。

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