あんどう接骨院は日進市内のバスケットボールチームのトレーナー兼コーチを行なっております。そのため毎日、多くの選手が来院されています。
現場では様々な理由で負傷をし、競技の離脱を余儀なくされることもしばしば。
ですが、起こりうる負傷を事前に把握しておくことで、そのような事態を回避することも可能です。
ぜひ最後までお読みいただき、競技生活にお役立てください。
バスケットボールは、激しい運動と俊敏な動きが要求されるスポーツであり、ケガのリスクと常に隣り合わせです。ジャンプ、急停止、方向転換、接触プレーなど、特定の動作が特定の部位への負担を増大させ、様々なケガを引き起こします。
この記事では、バスケットボールで特に頻発するケガを、その症状、応急処置、そして最も重要な予防法に焦点を当てて解説します。また、ケガをした際に頼りになる「接骨院」の役割と適切な利用方法についても触れています。

この記事で分かること
- 足首のケガ: 最も多い「足関節捻挫」の原因、症状、RICE処置の具体的な方法。
- 膝のケガ: 膝の慢性的な痛み「ジャンパー膝」と、重度のケガ「前十字靭帯損傷」の特徴と予防策。
- 下腿と足のケガ: 走り込みで起こる「シンスプリント」と「疲労骨折」の初期症状と対処法。
- 指と手首のケガ: 頻繁に起こる「突き指」や「手首の捻挫」の危険性と、やってはいけないこと。
- 接骨院の役割: どのような時に接骨院を利用すべきか、その選び方と活用法。
バスケを長く、安全に楽しむためには、自分の体の声に耳を傾け、日々の予防と正しい対処法を身につけることが不可欠です。この記事が、あなたのバスケライフをより豊かにする一助となれば幸いです。


子供がバスケットボールを始めたけど、ケガが心配。
激しい動きが多いようだけど、どんなケガがあるのかな?



どのようなケガやスポーツ障害が発生しやすいのか、これから詳しくご説明していきますね!
あらかじめ知っておけば、対処することも可能です!
【Part 1】足首のケガ:バスケ選手の宿命?「足関節捻挫」
バスケで最も頻繁に発生するケガの一つが、足首の捻挫です。ジャンプの着地時や、急な方向転換の際に、足首を内側にひねってしまうことで発生します。
症状とメカニズム
1,内反捻挫(ないはんねんざ):足首を内側にひねり、外側の靭帯(特に前距腓靭帯)が損傷する最も一般的なタイプです。
- 症状:受傷直後から強い痛みと腫れが出現します。歩行が困難になることも多く、内出血による青あざができることもあります。
- 重症度分類
- I度:靭帯が伸びる程度の軽度な損傷。痛みや腫れは軽度で、数日で回復することが多い。
- II度:靭帯の一部が断裂する中程度の損傷。痛みと腫れが顕著で、不安定感を感じることもある。
- III度:靭帯が完全に断裂する重度の損傷。強い痛みと腫れがあり、足首がグラグラと不安定になります。手術が必要になる場合もあります。
応急処置:RICE(ライス)処置
捻挫をしたら、まずはRICE処置を迅速に行いましょう。
- Rest(安静):それ以上患部を動かさないようにします。
- Ice(冷却):氷嚢などで患部を冷やし、炎症と腫れを抑えます。
- Compression(圧迫):弾性包帯などで適度に圧迫し、内出血と腫れを防ぎます。
- Elevation(挙上):患部を心臓より高く上げ、血流を抑えて腫れを軽減します。


予防法(医学的知見の活用)
足関節捻挫の予防において、サポーターやテーピングの使用は非常に有効であることが医学的にも示されています。特に、バスケットボールを含むスポーツ選手を対象とした研究レビューでは、足関節サポーターが捻挫の発生率を有意に低下させることが報告されています。[1]
- テーピングやサポーターの使用:特に捻挫の既往がある場合は、予防的に使用することが非常に有効です。
- 足首のストレッチと筋力トレーニング:足首の可動域を広げ、周囲の筋肉を強化することで、捻挫のリスクを減らします。カーフレイズやつま先立ちなどが効果的です。
- 適切なバスケットシューズの選択:足首をしっかりとサポートするハイカットのシューズが推奨されます。



足関節の捻挫はバスケットボールにおいて頻度の高いケガです。
「ドリブルのターン」「リバウンドの着地時」「相手選手とのコンタクト」など要因は様々です。足関節はバスケットボールの要となりますので、しっかりとケアをしていきましょう。


【Part 2】膝のケガ:バスケならではの衝撃!「ジャンパー膝」と「前十字靭帯損傷」
バスケでは、ジャンプや着地、急な方向転換が多いため、膝にも大きな負担がかかります。
1. ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
- 症状とメカニズム:ジャンプの繰り返しによって、膝蓋腱(膝のお皿の下にある腱)に過度な負荷がかかり、炎症を起こすものです。特に成長期のアスリートに多く見られます。
- 症状:膝蓋骨の下あたりに鈍い痛みが生じます。ジャンプや階段の上り下り、しゃがむ動作で痛みが増します。
- 応急処置:痛みが出たら、まず練習を休み、アイシングを行います。痛みが引いてきたら、大腿四頭筋のストレッチや筋力トレーニングで再発を防ぎます。
- 予防法:
- トレーニング量の調整:急激に練習量を増やさず、徐々に強度を上げていくことが重要です。
- 大腿四頭筋とハムストリングスの柔軟性向上:ストレッチを日々のルーティンに取り入れましょう。
- 体幹の安定性強化:体幹が弱いと、ジャンプの着地が不安定になり、膝への負担が増します。
2. 前十字靭帯(ACL)損傷
- 症状とメカニズム:急なストップ、方向転換、着地時に、膝が内側にねじれることで発生します。特に女性に多いとされています。
- 症状:受傷時に「ブチッ」という断裂音や感覚を覚えることがあります。強い痛みと腫れがすぐに現れ、膝の不安定感(膝が外れるような感覚)を訴えることが多いです。
- 応急処置:RICE処置を行い、すぐに整形外科を受診します。診断にはMRI検査が必要です。
- 予防法:
- 正しい着地フォームの習得:膝が内側に入らないように(ニーイン)注意し、膝とつま先を同じ方向に向けた着地を心がけます。
- 下肢の筋力バランスの調整:ハムストリングスと大腿四頭筋の筋力バランスを整えることが重要です。
- アジリティ(敏捷性)トレーニング:急な方向転換に耐えうる体の使い方を習得します。



膝の損傷は急激な外力や繰り返しの動作により発生しやすく、中には今後の競技人生に影響を及ぼすような重篤なものもあります。
膝周りの筋力トレーニングや正しいケアを行うことでそれらを防ぐことができます。


【Part 3】下腿と足のケガ:「シンスプリント」と「疲労骨折」
バスケはコートを走り回るスポーツなので、下腿や足にも大きな負担がかかります。
1. シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
- 症状とメカニズム:ランニングやジャンプの繰り返しによって、脛骨(すねの骨)の内側にある筋肉や骨膜が炎症を起こすものです。
- 症状:脛の内側に沿って、広範囲に鈍い痛みが生じます。特に運動の開始時や終了時に痛みを感じることが多いです。
- 応急処置:痛みがある場合は運動を中断し、アイシングとストレッチを行います。痛みが強い場合は、整形外科を受診します。
- 予防法:
- 適切なシューズの選択:クッション性が高く、足のアーチをしっかりとサポートするシューズを選びます。
- 足裏のストレッチとマッサージ:特に足底筋膜の柔軟性を高めることが大切です。
- 急激な練習量の増加を避ける:徐々に運動強度を高めていくことが、シンスプリント予防の鉄則です。
2. 疲労骨折
- 症状とメカニズム:骨に繰り返し加わる軽微な力が蓄積し、骨折に至るものです。脛骨(すね)や中足骨(足の甲)に多く見られます。
- 症状:最初は運動中のみに感じる鈍い痛みですが、進行すると安静時にも痛みが続きます。特定の場所に局所的な圧痛があります。
- 応急処置:疲労骨折が疑われる場合は、ただちに運動を中止し、整形外科を受診します。診断にはX線やMRIが必要です。
- 予防法:
- 十分な休養:疲労を蓄積させないことが最も重要です。
- トレーニング環境の見直し:硬い床での練習は、足への衝撃が大きくなるため注意が必要です。
- 栄養バランスの取れた食事:特にカルシウムやビタミンDを意識的に摂取し、骨を丈夫に保ちます。



下腿のケガは使い過ぎによるものが多くあります。過度に緊張した筋肉で競技を継続することで発生します。はじめは違和感程度のものですが、放置しておくと骨膜炎や疲労骨折を引き起こし、長期離脱を余儀なくされます。専門家の治療を受けることによってこれらの症状は緩和されます!


【Part 4】指と手首のケガ:「突き指」と「手首の捻挫」
ボールを扱うバスケでは、指や手首のケガも頻繁に起こります。
1. 突き指
- 症状とメカニズム:バスケットボールが指先に当たり、指の関節が過度に曲げられたり、伸ばされたりすることで発生します。
- 症状:指の関節に強い痛みと腫れが生じます。重症の場合は、靭帯の断裂や骨折を伴うこともあります。
- 応急処置:
- 絶対に引っ張らない:突き指をしたら、絶対に指を引っ張ってはいけません。骨折や脱臼を悪化させる可能性があります。
- アイシング:患部を冷やして、痛みと腫れを抑えます。
- シーネ固定:添え木などで指を固定し、それ以上動かさないようにします。
- 予防法:
- ボールの正面でキャッチ:指先ではなく、手のひらでしっかりとボールをキャッチすることを意識します。
- 指のストレッチと筋力トレーニング:指の関節の可動域を広げ、握力を強化します。
2. 手首の捻挫
- 症状とメカニズム:転倒時に手を衝いたり、シュートやパスの際に無理な力が加わることで発生します。
- 症状:手首に痛みと腫れが生じます。動かすと痛みが強くなるため、日常生活にも支障をきたすことがあります。
- 応急処置:RICE処置を行います。痛みが強い場合や、腫れが引かない場合は、医療機関を受診しましょう。
- 予防法:
- 手首のストレッチ:手首の可動域を広げ、柔軟性を保ちます。
- 手首の筋力トレーニング:リストカールなどで手首を強化します。
- 転倒時の受け身の練習:手からではなく、背中や肩から落ちる練習をすることで、手首への衝撃を軽減できます。



「ドリブル」「シュート」「パス」など、あらゆるシーンで手指は大切な役割を担います。ささくれやひび割れもボールタッチに影響しますので、手指のケアは入念に行いましょう!


【Part 5】バスケのケガと接骨院:適切な利用と活用法
スポーツによるケガは、その後の競技生活に大きく影響するため、適切な処置とリハビリが非常に重要です。整形外科と合わせて、接骨院もうまく活用しましょう。
接骨院とは? 柔道整復師という国家資格を持った専門家が、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)といった急性のケガに対し、手術をせずに施術を行う場所です。骨折や脱臼の場合は、応急処置として整復・固定を行いますが、その後は医師の同意が必要になります。
接骨院を利用すべきタイミング
- 足首や手首の捻挫:軽度〜中度の捻挫は、接骨院でのRICE処置やテーピング、リハビリ指導が非常に効果的です。
- 突き指、打撲、肉離れ:急性の痛みや腫れが出た際、速やかに応急処置を受けられます。
- 慢性的な痛みや違和感:ジャンパー膝やシンスプリントなど、繰り返す痛みに対して、体の使い方や筋力バランスの調整、ストレッチ指導など、根本原因にアプローチする施術を受けられます。
接骨院を選ぶ際のポイント
- スポーツ外傷の経験が豊富か:バスケの動きやケガの特性を理解している柔道整復師がいるかを確認しましょう。
- リハビリや予防の指導を行っているか:施術だけでなく、再発防止のためのアドバイスをしてくれるかが重要です。



接骨院はただケガを治してくれるだけでなく、予防や再発防止まで考えてくれるところを選んだ方がいいのね。



あんどう接骨院は中学校のバスケットボール部の外部コーチを行なっています。
現場で起こるケガに対し即座に対応し、当院で施術を行うことで競技への早期復帰を目指しています!
【総括】バスケにおけるケガの予防と対策
バスケットボールのケガは、そのほとんどが「オーバーユース(使いすぎ)」や「急な動作」に起因します。ケガを未然に防ぐためには、日々のコンディショニングが不可欠です。
- ウォーミングアップとクールダウンの徹底:運動前後のストレッチや軽いランニングで、体を温め、筋肉をほぐしましょう。
- 適切な用具の選択:足の形に合ったシューズや、必要に応じてサポーター、テーピングなどを活用しましょう。
- 十分な休養と栄養:疲労をためず、バランスの取れた食事で体をリカバリーさせましょう。
- 正しいフォームの習得:ジャンプの着地や、シュートフォームなど、体の負担を最小限に抑える技術を身につけましょう。
- 痛みを放置しない:少しでも痛みを感じたら、無理をせず、早めに専門家(整形外科医や柔道整復師)に相談しましょう。
バスケを長く楽しむためにも、自分の体の声に耳を傾け、賢くケガと向き合うことが大切です。日々の予防と、いざという時の適切な対応を身につけて、バスケットボールを思う存分楽しみましょう。
参考文献
Access
当院へのアクセス
| 住所 | 〒470-0122 愛知県日進市蟹甲町中島283-6 |
||||
|---|---|---|---|---|---|
| 駐車場 | 敷地内に4台 東側の第2駐車場に7台 完備 |
||||
| アクセス | 日進市役所より徒歩2分 | ||||
| 営業時間 |
|


あんどう接骨院
院長 安藤雅紀(あんどう まさのり)
- 愛知県名古屋市出身(S63年4月21日生まれ)
- 米田柔整専門学校卒業
- 天白区の接骨院にて11年間修業
- 名東区のリハビリデイサービスにて2年間機能訓練指導員として従事
現在”愛知県立日進中学校 男子バスケットボール部外部コーチ”を務める
日進市内ミニバスケットボールチームにトレーナー・コーチとして関わる













コメント