【接骨院】しもやけの原因と対策 徹底解説-冬に備えて予防策を知る-

愛知県日進市の「あんどう接骨院」です。
冬が近づくにつれ「しもやけ」のご相談が増加します。子供のころに誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。しかし近頃は子供だけでなく、大人もしもやけに悩まされることが多いようです。
そこで今回の記事では「発生のメカニズム」から「予防策」まで記述しました。
この記事をお読みいただき、つらい冬を乗り越えましょう。

目次

はじめに

寒さが身に染みる季節になると、手足の指先がムズムズ、ジンジンと痛み、赤く腫れ上がる…。それは多くの方が悩まされる「しもやけ」かもしれません。単なる「冬の風物詩」と軽視されがちなこの症状ですが、日常生活に大きな不快感をもたらします。

この記事では、しもやけがなぜ起こるのかというメカニズムを深く掘り下げ、接骨院の視点も交えながら、家庭でできる予防法から、症状が出たときの正しい対処法までを徹底的に解説します。


1. しもやけとは何か?その症状とメカニズム

そもそも「しもやけ」ってどうして起こるの?

あんどう接骨院

これから「しもやけ」の発生のメカニズムをご説明しますね!

しもやけ、医学的には凍瘡(とうそう)と呼ばれ、冬場に特に多く見られる皮膚の炎症性疾患です。

しもやけの典型的な症状

しもやけは主に、気温が5℃前後で、一日の温度差が10℃以上になる時期に発生しやすいとされます。体の末端部分、特に血行が悪くなりやすい箇所に集中して現れます。

症状が出る主な部位症状の特徴
手足の指先、耳たぶ、鼻先、頬赤色〜暗紫色の腫れやふくらみ
かゆみ、灼熱感(ジンジンとした熱さ)、ひどくなると痛み
水ぶくれ(水疱)ができたり、それが破れてただれ(びらん)を起こすことも

発生のメカニズム:血流のパニック

しもやけの直接的な原因は、寒さによる血行障害です。この血行障害は、急激な温度変化に血管がうまく対応できない「血管のパニック」によって引き起こされます。

  1. 寒さによる血管収縮: 寒い場所にいると、体温を逃さないよう、皮膚の表面にある末梢血管(毛細血管)が強く収縮します。
  2. 急激な加温による血管拡張の遅れ: 収縮した血管が、急に暖かい場所に移動するなどして温められると、静脈(血液が心臓に戻る血管)はすぐに拡張します。しかし、動脈(血液が末端に送られる血管)や毛細血管(動脈と静脈をつなぐ細い血管)の拡張が遅れることがあります。
  3. 血液の渋滞と炎症: 動脈側の血液が流れ込むスピードに、毛細血管や静脈側の血液が流れ出るスピードが追いつかなくなると、血液が滞留し渋滞を起こします。この血液の滞留と、組織への酸素不足が引き金となり、皮膚に炎症が起こり、腫れやかゆみ、痛みを引き起こすのです「1」。

2. 接骨院が注目する「しもやけになりやすい体質」

一般的な皮膚科的な見解に加え、私たちは日頃から患者さんの身体を診ている接骨院の視点から、「しもやけになりやすい方」の特徴に注目しています。これらは、単に寒さ対策だけでなく、全身のコンディションを整える重要性を示唆しています。

1. 「冷え性」と「自律神経の乱れ」

しもやけになりやすい方の多くは慢性的な冷え性を抱えています。冷え性の背景には、血管の収縮や拡張をコントロールする自律神経のバランスの乱れが関わっているケースが少なくありません。

  • 交感神経の過緊張: ストレスや疲労が蓄積すると、交感神経が優位になりすぎて血管が収縮した状態が続きやすくなります。これにより、末端の血行不良が日常化し、しもやけのリスクが高まります。

2. 「姿勢のゆがみ」と「血流の停滞」

骨格のゆがみ、特に猫背骨盤のゆがみも血流に影響を与えます。

  • 体幹のゆがみ: 姿勢が悪くなると、首、肩、背中周りの筋肉が常に緊張し、主要な血管や神経を圧迫します。その結果、手足の末端まで血液がスムーズに送られにくくなります。
  • 筋肉のポンプ機能の低下: 正しい姿勢は、筋肉が適切に働くこと(筋ポンプ作用)を助け、血液を心臓に戻すのを手伝います。姿勢がゆがむと、このポンプ機能が低下し、末端での血液の滞留を招きやすくなります。

3. 「運動不足」と「筋力の低下」

運動不足でふくらはぎや足裏などの筋力が低下すると、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎのポンプ機能が十分に働きません。これもまた、足先の血液を心臓に戻す力を弱め、しもやけを悪化させる一因となります。


3. しもやけの「予防」と「対策」 接骨院的アプローチも活用

しもやけは「予防が何よりも大切」な症状です。日々の生活の中で、血行を改善し、身体のコンディションを整える対策を徹底しましょう。

予防対策1:徹底した保温と急激な温度変化の回避

末端を冷やさないことが、しもやけ予防の基本中の基本です。

  • 「3つの首」を温める: 首、手首、足首の「3つの首」を温めると、効率的に全身を温められます。特に外出時は、マフラー、手袋、厚手の靴下を着用しましょう。
  • 濡れた状態を避ける: 濡れた手袋や靴下、汗で湿った衣類は体温を奪います。雨や雪で濡れたら、すぐに乾いたものに着替えましょう。
  • 温冷差を少なく: 寒い屋外から急に熱いお湯に手を浸すなど、急激な温度変化は血管のパニックを招きます。お風呂や手洗いの際も、ぬるま湯から徐々に温めるようにしましょう。

予防対策2:身体の中から温める食生活

血流を良くし、体を温める食事を意識的に摂りましょう。

  • ビタミンEを摂る: ビタミンEは末梢血管を広げ、血行を促進する作用があります。ナッツ類(アーモンドなど)、かぼちゃ、うなぎなどに豊富に含まれます。
  • 体を温める食材を選ぶ: 生姜、にんにく、唐辛子などの香辛料や、根菜類は体を内側から温めます。
  • 水分補給: 血液の粘度が高まると血流が悪くなります。適度な水分補給で、血液をサラサラに保ちましょう。ただし、冷たい飲み物は避け、白湯や温かいお茶を飲むようにします。

対策3:血行改善のためのセルフケア(接骨院的視点)

接骨院では、身体のゆがみを整えたり、筋肉の緊張を緩和したりする施術を行いますが、ご家庭でもできるセルフケアで血行を改善できます。

足の指を開く運動(グーパー運動)

足の指でジャンケンをするように、「グー(握る)」と「パー(開く)」を意識的に繰り返します。これにより、足先の筋肉が動き、末端の血流を促します。特に、冷えを感じたときや入浴後に行うと効果的です。

全身のストレッチと適度な運動

  • ふくらはぎのストレッチ: アキレス腱を伸ばすストレッチや、かかと上げ運動(カーフレイズ)は、ふくらはぎのポンプ機能を活性化させ、足の血液を心臓に戻しやすくします。
  • ウォーキング: 身体を温め、全身の血行を促進するのに最適な運動です。

入浴時のマッサージ

半身浴などでゆっくりと身体を温めた後、しもやけになりやすい部位を優しくマッサージします。

  1. 指先から手のひら、足首からふくらはぎへ向かって、心臓に血液を戻すイメージで揉みほぐします
  2. 炎症を起こしている場合は、強くこすらず、軽くさする程度に留めましょう。

対策4:接骨院でのアプローチ

しもやけは病気ではないため、直接的な治療は行えませんが、血行不良を引き起こす根本原因に対してアプローチできます。

  • 姿勢矯正・骨盤矯正: 姿勢のゆがみからくる背中や肩周りの緊張を緩和し、神経や血管への圧迫を取り除くことで、末端への血流改善をサポートします。
  • 筋膜リリース・マッサージ: 緊張して硬くなった筋肉(特に肩甲骨周り、腰、ふくらはぎなど)を緩めることで、全身の血行を促します。
  • 運動指導: 自宅で継続できる効果的なストレッチや、筋ポンプ作用を高める運動を指導します。

4. しもやけになってしまったときの正しい対処法

予防法まではわかったけど「しもやけ」になってしまったら、どうしたらいいの?

あんどう接骨院

まずはご自宅でできるセルフケアをご紹介します!
症状がひどければ医療機関の受診をお勧めします。

予防を心がけても、しもやけになってしまうことはあります。悪化させないための正しい対処法を知っておきましょう。

1. 患部を「優しく」温める

炎症を起こしている患部を急に熱すると、かゆみや痛みが強くなります。

  • ぬるま湯で温める: 40℃程度のぬるま湯に10〜15分程度浸し、ゆっくりと温めます。
  • カイロの直接使用はNG: カイロなどで直接熱すると、低温やけどや症状の悪化を招く恐れがあります。

2. 患部を清潔に保つ

かゆいからといって掻き壊すと、そこから細菌が入り込み、二次感染を起こす可能性があります。

  • 清潔を保ち、保湿ケアを忘れずに行いましょう。
  • 水疱(水ぶくれ)ができても、自分で潰さないようにしてください。

3. 医療機関の受診の目安

症状がひどい場合や、セルフケアで改善しない場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。

  • 強い痛み、水ぶくれ、ただれがある場合
  • 市販薬を試してもかゆみや炎症が治まらない場合

皮膚科では、血行を改善する飲み薬(ビタミンE製剤など)や、炎症を抑えるステロイド外用薬などが処方されることがあります。


まとめ:全身のケアがしもやけ予防の鍵

しもやけは、単に「冷やしたからなる」という単純なものではなく、「体質の冷え」「自律神経の乱れ」「姿勢のゆがみ」など、全身のコンディションが深く関わっている症状です。

日頃から「3つの首」の保温を徹底し、体を温める食生活を心がけながら、接骨院での施術やセルフケアを通じて、血行不良の原因となる身体のゆがみや筋肉の緊張を根本から改善することが、つらいしもやけを繰り返さないための最善策となります。

今年の冬は、この徹底解説を参考に、内側からも外側からも血流を促し、快適な毎日を過ごしましょう。お困りの際は、当院までご相談ください。


参考文献

Sharifzadeh A, Smith GP. An Evidence-Based Review of Perniosis (Chilblains): Therapeutic Strategies and Integration With Raynaud’s Syndrome Management. Int J Dermatol. 2025 Oct;64(10):1781-1787. doi: 10.1111/ijd.17812. Epub 2025 Apr 24. PMID: 40272049.

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あんどう接骨院
院長 安藤雅紀(あんどう まさのり)

  • 愛知県名古屋市出身(S63年4月21日生まれ)
  • 米田柔整専門学校卒業
  • 天白区の接骨院にて11年間修業
  • 名東区のリハビリデイサービスにて2年間機能訓練指導員として従事

現在”愛知県立日進中学校 男子バスケットボール部外部コーチ”を務める
日進市内ミニバスケットボールチームにトレーナー・コーチとして関わる

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プロフィール

はじめまして。あんどう接骨院 院長の安藤雅紀です。

今でこそ地域の皆様の健康をサポートしていますが、かつての私は、どこに行っても治らない痛みに苦しむ一人の学生でした。

私はバスケットボールに情熱を注いでいましたが、学生時代に激しい腰痛を経験しました。どれだけ湿布を貼っても痛みが引かず、最も夢中になりたかった時期に、「思い切りバスケットボールをできない」という、人生で一番大きな挫折を味わいました。

「このまま大好きなバスケを諦めるしかないのか」と、心身ともにどん底に陥りました。

そんな私を救ってくれたのが、当時通っていた接骨院の先生でした。

その先生の的確な治療と温かい励ましのおかげで、私は再びコートに戻り、最後まで競技を継続することができました。この経験が、私の人生を大きく変えたターニングポイントです。

私は、「痛みに苦しむ人を救う仕事」の尊さを知り、先生が持っていた「柔道整復師」という資格に強い憧れを抱きました。私もこの手で人の身体に携わり、諦めかけている人の希望になりたい!この時、プロの治療家として生きることを固く決意しました。

柔道整復師養成校へ入学すると同時に、恩師であるその先生のもとに弟子入りを志願。私はそこで、10年間にわたり技術と知識、そして「人」としての心構えを徹底的に修行しました。

修行時代は、座学だけでは学べない生きた知識と、患者様の痛みに真摯に向き合う姿勢を叩き込まれた、濃密な時間でした。この積み重ねがあったからこそ、今、自信を持って皆様の身体を診ることができます。

そして、2021年。10年間の修行を経て、あんどう接骨院を開業するに至りました。

現在、あんどう接骨院では、かつての私のように「諦めかけている痛み」に真摯に向き合い、根本から改善を目指す施術を提供しています。

また、地域の子どもたちの未来をサポートするため、日進中学校男子バスケットボール部の外部コーチ、そして近隣のミニバスチームのトレーナー兼コーチも務めています。未来あるアスリートを育成することも、私の大きな使命です。

このブログ「お役立ち記事」は、「患者様の疑問や不安を解消したい」という想いから始めました。

私が修行で培った知識と、現場で得た最新の情報を惜しみなく、そして分かりやすくお届けしていきます。

あなたの「なるほど!」という驚きと感動、そして笑顔あふれる健康的な生活を全力でサポートすることをお約束します。

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