
近頃、メディアで度々取り上げられる「自律神経の乱れ」。
乱れるのが良くないことは分かっているけど、そもそも乱れると何がいけないのか分からない。そのようなご質問を患者様より受けることがあります。病院で自律神経が乱れているから不調を引き起こしていると言われた患者様がおられますが、具体的な説明も対策も聞くことができなかったとのことです。そのような患者様の声を聴き今回の記事のテーマにしました。ぜひ最後までご覧いただき、安定した生活を送っていただきたいと考えます。

I. はじめに:現代人が抱える「自律神経の乱れ」という見えない不調
現代社会は、スマートフォン、多忙な仕事、人間関係、そして絶え間ない情報に溢れ、私たちの心と身体は常に緊張状態にさらされています。「なんだか身体がだるい」「夜なかなか眠れない」「病院に行っても特に異常はないと言われたけれど、頭痛やめまいが続く」。これらの漠然とした不調の背後には、「自律神経の乱れ」が潜んでいることが少なくありません。
自律神経は、私たちが意識しなくても、心臓を動かし、呼吸を整え、胃腸の働きをコントロールするなど、生命活動のすべてを司る重要な司令塔です。この司令塔のバランスが崩れると、全身に様々な不調が生じ、生活の質(QOL)を大きく低下させてしまいます。
自律神経の不調というと、心療内科や内科を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実はこの「乱れ」の多くの原因は、日々の生活の中で蓄積された身体の「歪み」や「緊張」と密接に関わっているのです。
本記事では、自律神経の役割から、乱れが引き起こす具体的な症状、そしてその根本的な原因を解説します。そして、身体のプロフェッショナルである接骨院が、どのようにしてこの自律神経の乱れにアプローチし、あなたの健康な状態を取り戻すお手伝いができるのかを、詳しく掘り下げていきます。

「自律神経の乱れ」ってよく聞くけど、
そもそも自律神経って身体にとってどんな役割があるの?



「自律神経の乱れ」はメディアでよく耳にするようになりましたね。
ここからは自律神経の役割について解説していきます。
また、あんどう接骨院では「自律神経の乱れ」に対し、どのようなアプローチをするのかをご説明しますね。


II. 自律神経の基本の「き」:交感神経と副交感神経のシーソーゲーム


自律神経とは、「自らの意志とは関係なく、自動的に働いてくれる神経」のことです。私たちが意識して「心臓を動かそう」「汗を出そう」としなくても、身体の内部環境を常に最適な状態に保ってくれています。
この自律神経には、アクセル役の「交感神経」と、ブレーキ役の「副交感神経」という、性質の異なる二つの神経系が存在します。これらは、まるでシーソーのように常にバランスを取りながら、身体をコントロールしています。
- 交感神経(アクセル・緊張・活動)
- 役割: 身体を活動モードに切り替えます。
- 働き: 心拍数を上げ、血圧を上昇させ、血管を収縮させます。集中力が高まり、外部の刺激に素早く対応できるように身体を準備します。
- 接骨院との関連: この神経が過剰に働くと、全身の筋肉(特に首、肩、背中)が過度に緊張し、血流が悪化し、姿勢の歪みを助長します。
- 副交感神経(ブレーキ・休息・回復)
- 役割: 身体をリラックス・修復モードに切り替えます。
- 働き: 心拍数を下げ、血圧を安定させ、血管を拡張させます。胃腸の働きを活発にし、免疫機能を高め、身体の修復と疲労回復を促します。
- 接骨院との関連: この神経がうまく働かないと、筋肉の緊張が解けず、慢性的な痛みや疲労が残ってしまい、回復が遅れます。
「自律神経の乱れ」とは、この交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になりすぎる状態、またはその切り替えがうまくいかない状態を指します。活動すべき時に休んでしまい、休むべき時に緊張が解けない、という「リズムの狂い」が、様々な不調の根本原因となるのです。



自律神経の役割はわかったけど、具体的にどのような症状が現れるのかな?



自律神経の乱れは「身体・精神」に様々な症状を引き起こします。
これから詳しく解説していきますね
III. 「乱れ」が引き起こす具体的な症状の全貌
自律神経のバランスが崩れると、その影響は特定の臓器や部位にとどまらず、心身のあらゆる側面に現れます。
1. 身体的な症状(原因不明とされがちな不調)
- 頭痛・めまい・耳鳴り: 血流や血管の収縮・拡張がうまくいかず、頭部や内耳の機能に影響が出ます。特に、首や肩の筋肉の過緊張は、緊張型頭痛やめまいを悪化させます。
- 動悸・息苦しさ: 交感神経が優位になりすぎると、心臓が常に早く動こうとするため、心臓に異常がないにも関わらず動悸や胸の圧迫感を感じることがあります。
- 胃腸の不調: 自律神経は消化管の動きも制御しています。乱れると、便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群のような症状や、胃もたれ、食欲不振を引き起こします。
- 慢性的な倦怠感・疲労感: 休息モード(副交感神経)への切り替えがうまくいかず、身体が十分に回復できないため、どれだけ寝ても疲れが取れない状態が続きます。
- 冷え・のぼせ: 体温調節機能がうまく働かないため、手足が冷えたり、顔だけが熱くなったりといった異常な温感を感じやすくなります。
2. 精神的な症状(心身の安定が脅かされる)
- 不安感・イライラ: 交感神経が過剰に興奮している状態は、常に緊張しているのと同じです。ささいなことでイライラしたり、漠然とした不安に襲われたりしやすくなります。
- 不眠: 寝る時間になっても交感神経が優位なままだと、脳も身体もリラックスできず、寝つきが悪い、眠りが浅いといった睡眠障害を引き起こします。
重要なのは、これらの症状の多くが、首や背骨の歪み、骨盤の傾きといった「身体構造の異常」と密接に関わっているという点です。これらの歪みが、自律神経の通り道である背骨周辺の神経を刺激し、不調をさらに悪化させる悪循環を生んでいるのです。



こんなにいろいろな症状があるの!?
そもそも原因はなんだろう?



症状は人それぞれです。また一つの症状だけでなく、複数の症状が現れることがあるので注意が必要です。
次は「自律神経の乱れ」の原因について解説していきます!


IV. 自律神経が乱れる四つの主な原因と接骨院の視点
自律神経の乱れは、一つの原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。接骨院の視点から特に重要視すべき原因を深掘りします。
1. ストレス(精神的・環境的要因)
仕事のプレッシャー、人間関係の悩み、環境の変化など、あらゆるストレスは脳から自律神経系に「危険信号」として伝達されます。
- 接骨院の視点: 精神的なストレスは、無意識のうちに筋肉を固く緊張させます。この持続的な筋緊張が、血流を悪化させ、最終的に自律神経の物理的な通り道に負担をかけ、乱れを加速させます。
2. 生活習慣の乱れ
不規則な睡眠、偏った食事、運動不足は、自律神経が本来持つ「リズム」を崩します。特に夜型の生活や睡眠不足は、身体が休息すべき時間に無理やり活動させるため、交感神経が優位になり続ける状態を作り出します。
3. 身体的な問題(接骨院が特に着目する根本原因)
自律神経は、脳から背骨の中を通って全身に張り巡らされています。そのため、背骨(特に首の骨である頸椎)や骨盤に歪みやねじれが生じると、自律神経の伝達経路が圧迫されたり、刺激を受けたりして、機能が大きく低下します。
- 姿勢不良: スマホやデスクワークによる猫背(ストレートネック)は、首や肩の筋肉を常に引っ張り、自律神経のコントロールセンターである視床下部に近い頸椎(けいつい)に大きな負担をかけます。
- 骨盤の歪み: 骨盤は背骨の土台です。この土台が傾くと、背骨全体がねじれ、その結果、背骨の脇を通る自律神経にも負荷がかかり、特に腹部(消化器系)の不調につながりやすくなります。
- 慢性的な筋肉の緊張: 悪い姿勢やストレスで凝り固まった筋肉は、血管やリンパ管だけでなく、周辺の神経も物理的に圧迫し、自律神経の働きを妨害します。
4. ホルモンバランスの変化
女性の場合、更年期や生理周期に伴うホルモン(エストロゲンなど)の急激な変動が、自律神経をコントロールする視床下部に影響を及ぼし、ホットフラッシュや情緒不安定といった自律神経失調症状を引き起こすことがあります。


V. 接骨院だからできる!自律神経の乱れに対する根本対策
自律神経の乱れは、薬で症状を抑える対症療法だけでなく、根本的な原因、特に「身体の歪み」と「緊張」を取り除くことが重要です。ここにこそ、身体の構造を専門とする接骨院の大きな役割があります。
1. 姿勢・骨格矯正による神経の解放
接骨院で行う骨格矯正は、自律神経の乱れに対する最も直接的なアプローチの一つです。
- 背骨・頸椎の調整: 歪んだ背骨や頸椎を正しい位置に戻すことで、圧迫されていた自律神経の通り道を解放します。これにより、神経の伝達がスムーズになり、身体が本来持つ自己治癒力や調整能力を取り戻す手助けをします。
- 骨盤矯正: 土台である骨盤の傾きを改善することで、背骨全体にかかる負担を軽減し、全身のバランスを整えます。これは、特に胃腸の不調や慢性的な疲労感の改善に効果的です。
2. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)による緊張の緩和
長時間のストレスや姿勢不良で固まった深層の筋肉(インナーマッスル)を手技によって丁寧に緩めます。
- 血流改善: 筋肉の緊張が解けると、圧迫されていた血管が解放され、血流が劇的に改善します。新鮮な酸素や栄養が全身に行き渡り、疲労回復が促進されます。
- 副交感神経の刺激: 適切な手技療法による「触れる」という行為自体が、脳にリラックスの信号を送り、副交感神経を優位にする働きがあります。施術中にウトウトするのは、まさに身体がリラックスモードに入っている証拠です。
3. 運動療法とセルフケア指導
施術で整えた身体の状態を維持し、自律神経のリズムを安定させるための生活指導も接骨院の大切な役割です。
- 正しい姿勢指導: 歪みが生じにくい、効率の良い座り方や立ち方を指導し、日常生活での負担を減らします。
- 効果的なストレッチ・運動: 緊張を緩めるための自宅でできるストレッチや、自律神経のリズムを整える軽い有酸素運動(ウォーキングなど)を提案します。



あんどう接骨院では患者様の症状に合わせた施術を行なっています。
また、種々の症状に対し「生活習慣・姿勢・運動」など様々な要素をお伺いし、「自律神経の乱れ」を整えていきます。
少しでも気になる方は、お早めにご相談ください!


VI. まとめと読者へのメッセージ:心と身体の健康を取り戻すために
自律神経の乱れは、決して気のせいではありません。それは、現代社会を生きる中で、あなたの心と身体が限界を迎えているサインです。めまいや不眠といった症状の裏側には、ストレスによる筋肉の緊張、そしてそれを支えきれなくなった身体の歪みが潜んでいることが多々あります。
当院は、痛みや不調の専門家であると同時に、あなたの身体の土台を整えるプロフェッショナルです。薬に頼る前に、一度ご自身の身体の構造を見つめ直し、歪みや緊張を根本から取り除くアプローチを試してみませんか。
自律神経のバランスを取り戻すことは、単に不調を改善するだけでなく、質の高い睡眠、集中力の向上、そして何より生き生きとした毎日を取り戻すことに繋がります。あなたの健康な身体づくりを、当院が全力でサポートいたします。
交通事故の特設ページはこちら!


あんどう接骨院
院長 安藤雅紀(あんどう まさのり)
- 愛知県名古屋市出身(S63年4月21日生まれ)
- 米田柔整専門学校卒業
- 天白区の接骨院にて11年間修業
- 名東区のリハビリデイサービスにて2年間機能訓練指導員として従事
現在”愛知県立日進中学校 男子バスケットボール部外部コーチ”を務める
日進市内ミニバスケットボールチームにトレーナー・コーチとして関わる












コメント