5歳 女児
〈受傷機転〉
友人と喧嘩をし、仲裁に入った大人に左腕を引っ張られ負傷
〈症状〉
左肘内障 左肘関節屈曲不可、左肘関節圧痛あり、左上肢脱力感あり
〈施術内容〉
徒手整復
〈施術後〉
肘内障に対する整復操作にて患部のクリック音を確認。左肘関節の可動域を確認。肩関節、手関節に異常見当たらず整復完了とした。
〈経過〉
整復後院内にてしばらく経過を観察。左手を使いおもちゃで遊ぶ様子が見て取れたため帰宅してもらうこととした。
1週間程度、体操教室を休んでもらうよう伝えた。
異変があればすぐに連絡をしてもらうようにお願いした。
〈備考〉
幼児期の肘関節の亜脱臼(肘内障)は腕を引っ張ったり、寝返りをした際に腕が下敷きになってしまったなどの理由で発症します。一度肘内障を起こしたお子様は今後も起こりうる可能性がありますので注意が必要です。
子供はどこが痛いかを正確に伝える事が難しい場合があります。周りで見ていた大人の方に詳しく状況を聞かせていただくことで予後は変わってきます。そのためお子様の動向は常にチェックしておく必要がありますね。